2015年版不動産ホームページ最新動向
2014年から2015年にかけて、不動産ホームページ集客の手法も大きく変わってきています。
特に最近、ホームページからの反響が少ないとお悩みのあなた
- ・ポータルサイトからの反響が落ちてきた
- ・自社のホームページからの反響が落ちてきた
- ・紙媒体からの反響が落ちてきた
反響が落ちていることに悩まれている多くの方には共通のポイントがあります。
今回は、不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)が毎年公表している
一般消費者向けに実施した「不動産情報サイト利用者意識アンケート」の調査結果をもとに、2015年ホームページ集客において何が起こっているかをお伝えしたいと思います。
不動産情報サイト事業者連絡協議会は、不動産情報サイトを運営する事業者が、サイト利用者である一般消費者に対して、常に正確で安全な不動産情報を提供していくための、また情報提供元である不動産会社に対して、より活用しやすい情報提供方法・システム等のあり方を研究・構築していくための様々な事業を行うことを目的として設立されたものです。
(「不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)」会則より)
その活動の一環として、一般消費者向けに毎年アンケートを実施しています。
2015年のアンケート結果で特徴的だったのが、「問合せ・訪問時に不動産会社を選ぶ際のポイントは?」
という質問についての回答です。
男性、女性ともに物件の写真の点数が多い他にもたくさん物件を掲載しているという項目が上位をしめています。
出典:不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)
特に重要としていると答えた割合は、女性のほうが12.4ポイントも男性を上回りました。
男女ともに、物件写真の点数が多いことは、お客さまに選ばれるホームページへの第一歩と言えます。
そして、ご夫婦の場合、女性のほうが決定権者で男性がお金をだすというケースも多いと思います。
まずは、決定権者である女性に選ばえるサイトを意識するということも重要です。
男女別に見た場合に特徴的なのが、
男性で8位であった全国展開している会社を選ぶという回答が女性ではランク外
女性では7位の会社案内(会社の写真等)が詳しく紹介され、安心感が持てるという回答が男性ではランク外でした。
弊社のクライアントさんのサイトをアクセス解析してみると、
気に入った物件が見つかって問合せをしようとする際に会社概要やスタッフ紹介ページの閲覧数が高くなる傾向にあります。
物件写真の点数やおすすめコメントの書き方を充実することで
- ・この会社は物件に詳しそうだな
- ・他にもたくさん物件を扱っているんだな
- ・来店時も社内の雰囲気が事前にわかっているので安心だな
と思ってもらえるサイトが、反響数、来店数が高いサイトといえます。
弊社のクライアントさんでも、物件写真やおすすめコメントを比較的多く書いている会社さんのほうが、反響率もその後の追客・成約率も高い状況にあります。
ホームページ上でどこまで、競合他社と差別化できるかということを考える際に、物件写真やおすすめコメントを競合他社よりも充実させるということは努力次第で可能な部分です。
確かに労力と時間はかかりますが、お客さまが求めている情報である以上、対応した会社さんが選ばれる傾向はますます強くなっていくことが予想されます。
また、会社概要に、社内の写真を掲載することは今すぐに始められることですので、是非参考にしてみてください。
[2014年から2015年の各年代別の伸び率]
特徴的なのが、30代以降の伸び率です。
今まで、賃貸を中心に不動産をされていた方は、スマートフォンで閲覧されるお客さまが増えていることを体感されていた方も多いと思います。
ですが、売買はまだまだスマートフォンよりもパソコンで物件情報を閲覧している人が多いという認識を持っている方も多いと思います。
最近弊社へのお問い合わせの多くが、昔は反響があったのに最近少なくなってきたというお悩みです。
そのほとんどが、スマートフォンに対応しているホームページを持っていないか、持っていたとしても反響が取れる作りになっていないことが原因です。
1年間で、お客さまの購買行動は大きく変化しました。
物件情報を探す入り口が、パソコン版のホームページからスマホ版のホームページへと変化したのです。
これだけ明らかに、スマホの理由が増えたからには対策しないと反響が落ちてしまうのは当たり前です。
スマートフォンサイトの制作上の注意点は
- ・スマートフォンサイトだからといって内容をおとし過ぎない
- ・ご作動防止の為ボタンの大きさと隙間に留意する
- ・通信状態が悪い場合もあるので、画像の大きさに留意する
- ・お問い合わせフォームは入力しやすいようにプルダウンやチェックボックスを多用する
- ・そもそも電話なので、電話番号を目立たせる
ということがあげられる。
特に、電話をすぐにかけられるように留意することは重要です。
「タップしたらそのまま通話できます」
など簡単な説明文を追加するだけでも、電話がかかってくる確率が高まります。
是非参考にしてみてください。