もしあなたが、これから不動産のホームページを持ちたいと考えている。現在、格安のホームページを利用しているけど、反響がない。とにかく安い不動産ホームページを持ちたいと思っているとしたら、オススメする場合とそうでない場合があります。
特に創業当初は、なるべく安くホームページを持ちたいですよね。できれば無料、初期費用だけはかかるけど、月額は無料にしたいなど、固定費にかかる費用をなるべく減らしたいという気持ちはすごくわかります。
不動産ホームページの目的が固定費をおさえて、とりあえず名刺代わりのホームページを持ちたいというのであればオススメですが、反響をとること、見込客を集めることが目的であればオススメしません。
今回は、不動産ホームページの価格と特徴についてお伝えします。
1.あなたが不動産のホームページを持ちたい理由はなんですか?
(1)創業当初とりあえずホームページを持ちたい人向け
(2)少しづつ軌道に乗ってきた人向け
(3)ガンガン集客したい人向け
(1)格安・無料の場合のメリット・デメリット
(2)システム重視の場合のメリット・デメリット
(3)老舗、有名な会社の場合のメリット・デメリット
あなたが、不動産のホームページを持ちたい理由は何ですか?また現在ホームページを持っているとしたら、不満や悩みは何ですか?
もっとホームページを改善したい、こんなホームページがいいと思う競合他社のサイトが気になる
など、あなたの状況によって、検討すべき項目も変わってきます。
今回は、創業当初の方、少しずつ事業が軌道に乗ってきた方、ガンガン集客したい方の3つに分けて、それぞれ解説したいと思います。
創業当初のあなたは、なんといっても無駄な固定費や初期投資はしたく
ないと考えていると思います。
そのお気持ちすごくわかります。
事業を軌道に乗せる自信はあるけども、いざホームページに何十万円も
投資すると考えると、不安ですよね。
その場合、今の人脈や、既存のお客さまからの紹介である程度成約が見込める
のであれば、始めは、格安、あるいは無料の不動産ホームページを持つことを検討されても
良いかと思います。
今の御時世、ホームページがないというだけで、お客さまは「この会社信用できるのかな?」
と考えます。
ですので、名刺代わり、会社のパンフレットの代わりに格安のホームページからスタートする
という考え方です。
この場合、ホームページの目的は会社の信頼性を高めることにあるので、
会社概要やスタッフ紹介、代表あいさつの部分に、きちんとスタッフの写真を掲載したり
お客さまから共感してもらえるあいさつ文を考えることが重要です。
一方で、創業当初からガンガン集客したいとお考えのあなたは、後述のガンガン集客したい
人向けの記事をご参照ください。
創業して、少しずつビジネスが軌道に乗ってきているあなたは、ホームページの目的、戦略を再検討する時期です。
地元での知名度、お客さまも少しずつ増えてきて、そろそろ営業マンも採用したいと考えている場合は、それなりのホームページが必要になってきます。
営業マンを採用する場合、不動産の営業経験者は、どのくらい会社が見込客を与えてくれるのかを気にします。ですので、ある程度、会社で集客できる仕組みを作る時期でもあります。
また、今までの人脈や既存のお客さまからの紹介だけでは、そろそろ限界を感じてくる時期なので、集客できるホームページを検討する時期にもなっているはずです。
客付けメインのホームページにするか、家を売りたい方向けのホームページにするか
あるいは、スーモやホームズなどのポータルサイトに掲載する枠を増やすか、売りたい方を集める一括査定サイトを検討するか
あらたな集客方法を検討する段階にきています。
今までのご経験から、買主向けが得意、売主向けが得意など、得意な営業スタイルがあるはずですので、それに合わせたホームページ戦略を考えるのが良いです。
創業当初、ビジネスが既に軌道に乗っている、営業マンを複数雇っている、どんな状況であれ、集客をガンガンしたいという方は、正直、格安あるいは月額無料、初期費用無料の不動産ホームページはオススメしません。
安かろう悪かろうという部分がどうしてもあるため、あなたがやりたい方向性を100%ホームページ上に記載することはできません。
また、格安のホームページは、追客や物件入力などシステムに関する部分がどうしても不十分な場合が多いため、ビジネスを拡大させていきたい場合は、不向きになるケースが多いです。
日々刻々と変化するマーケット状況に合わせて新たな提案ができるホームページ制作会社、コンサルティングもできるホームページ制作会社は限られているためどうしても高額になります。
費用対効果に見合うホームページ制作会社を見極める目利きも重要です。
やりたい施策をホームページに繁栄したいのに、その都度、制作費用や追加費用がかかってしまうとストレスになるケースも有ります。
格安不動産ホームページ制作会社の場合、そもそもオプションなどでもレイアウト変更やボタンの追加などが出来ないケースや、その都度、料金が発生するケースがほとんどです。
格安・無料の不動産ホームページの場合のメリットは、なんといっても価格が安いことです。
初期制作費用が10万円以下の場合や、無料の場合もあります。
また、月額費用がかからないケースや、フリーレントのように数ヶ月間無料というキャンペーンを行っている会社もあります。
不動産専門で格安ホームページを提供している会社の場合、物件情報を掲載できる、レインズやアットホームなどの物件情報をCSV形式などである程度取り込むことができる、場合もあります。
お客さまに物件情報を閲覧していただくことができるので、最低限の物件情報を伝えることができますし、会社概要ページやスタッフ紹介ページ、お客さまの声の掲載ページなども管理画面から入力できる会社もあります。
会社の信頼性を高めて、最低限の物件情報を入力できればいいと考えている不動産会社の場合は、格安・無料の不動産ホームページでもまあいいかという感じることができます。
格安・無料の不動産ホームページの場合のデメリットは、
- ・不動産会社自身で、レイアウトの変更やホームページの作りこみをしなくてはいけない
- ・反響をとることを重視したデザインにすることが難しい
- ・デザイン変更や、ボタンの追加などにその都度費用がかかる
- ・場合によっては、オプションでもレイアウトの変更やボタンの追加をすることができない
という点です。
また、大手ポータルサイトが提供している不動産ホームページの場合、物件情報をホームページ上で閲覧できたとしても、ヤフーやグーグルの検索結果に、物件詳細ページや物件一覧ページがでてこないケースもあります。そうするとせっかくホームページを持っていたとしてもアクセスがないので、反響につながりません。
ヤフーやグーグルの検索結果に、あなたのホームページが何ページくらい認識されているかを表す数字を、「インデックス数」といいます。
基本的には、インデックス数が多ければ多いほど、ヤフーやグーグルの検索結果に何かしらのキーワードで表示される機会が増えるので、アクセスが増える傾向にあります。
もし、あなたのホームページのインデックス数が気になるという方は、
グーグルの検索窓に
Site:御社のドメイン
を入力すると件数がわかります。
理論上登録している物件数以上、インデックスされていないとおかしいので、参考にしてください。
格安・無料の不動産ホームページの場合、安いことが一番のメリットとなります。
一方で、自分の思い通りにしたい、更新を自分でしたくない、もっと反響をとりたいと考える不動産会社には、デメリットとなります。
システム重視の場合の不動産ホームページの場合のメリットは、
- ・ポータルサイトとの連携ができる
- ・管理物件が多い場合、入出金の管理ができる
- ・反響後の営業追客に関する機能が充実している
- ・物件情報を1000件以上掲載してもサイトが重くならない
という点があげられます。
システム重視の場合の不動産ホームページの場合のデメリットは
- ・初期費用、月額費用ともに格安ホームページよりも高い
- ・場合によっては、初期費用100万円以上、月額費用10万円以上かかるケースも
ある
高い割には、デザイン面での融通がきかないケースがある
という点です。
システム重視の不動産ホームページの場合、制作会社は、より使いやすい機能や便利な機能の開発に、経営資源を集中します。ですので、優秀なエンジニアがいたり、開発部門にも人件費をさいているため、価格が高くなるケースがあります。
ですが、システム重視のホームページ制作会社の場合、デザイン面や反響につながるマーケティングノウハウがあるわけではないので、高いけれども反響につながらないというホームページも多々あります。
老舗、有名な不動産ホームページ制作会社の場合のメリットは、
- ・導入社数が多い場合、成功事例や失敗事例を多く持っている
- ・老舗、有名、導入社数が多いという安心感
が上げられます
老舗、有名な不動産ホームページ制作会社の場合のデメリットとしては
- ・導入社数が多いと、あなたのとなりの会社も同じホームページ制作会社が作っている
- ・ケースもあり、デザインやシステムがどうしても似通ってしまう。
そうすると、エンドユーザーにとって、どこも似たような不動産会社と思われてしまい
反響が落ちるケースがある。
サポート面が充実しているかどうかわからない
いい担当者にあたれば、満足できるが、担当者によって経験や知識に差がでてしまう
という点です。
ここでは、現在利用している不動産ホームページが、格安あるいは無料のものの方向けにチェックポイントを解説します。
これから不動産ホームページを検討する方や、不動産ホームページのリニューアルを考えている方にも参考になる内容です。
- ・特にこだわりがない
- ・反響を重視していない
- ・自分でレイアウトやデザインができる
という方にとっては、格安・無料の不動産ホームページを使って理想に近い状況まで持っていくこともできます。
気をつけていただきたいのは、不動産のホームページを作ることが目的となってしまい、本来の営業活動に時間がさけないという状況にならないようにすることです。
よくあるケースは、従業員がパソコンの前に朝から晩までずーといてしまい、業者回りやお客さまの追客をしていないケースです。
社長からすると、お前は何やってるんだ!となってしまいますが、従業員からすると、ホームページを作りこまないと仕事にならないと考えています。
専門の部署や、ホームページに関する知識と経験が豊富なスタッフがいる場合は、作りこむこともできますが、その場合、そのスタッフがやめてしまうと誰もホームページのことがわからないという状況になることもあります。
- ・物件の更新頻度を高く保てるか
- ・入力がしやすいか
- ・ポータルと連携しているか
- ・追客が簡単になるシステムがあるか
- ・サイトが重くならないか
という点をチェックしてください。
また、先ほどお伝えした、インデックス数が少なくとも物件掲載数よりも多いかどうかも
チェックしてください。
物件を100物件以上掲載しているのに、1日のアクセス数が20件以下、という場合は、インデックス数が増える仕様になっていないシステムかもしれません。
その場合、いわゆるSEOからのアクセスが見込めないため、どんなに作りこんで反響がとれるホームページの見た目になっていたとしても、反響がありません。
運用・サポート体制が万全かどうかも重要なチェックポイントです。
特に、格安・無料の不動産ホームページの場合、あなたや従業員が作業しなくては行けないケースが多いので、わからないときに親切に教えてもらえるか。直感的にわかりやすい管理画面になっているか、操作方法が簡単かということもチェックする必要があります。
また、バージョンアップやヤフーやグーグルの仕組みの変更に対応してくれるかどうかということもチェックしてください。
最近ですと、スマートフォンに対応しているサイトかそうではないかによって、検索結果に影響がでるようになっています。
スマートフォンに対応しているとグーグルが認識していないと、検索順位が低下するとグーグル自体が情報発信しています。
あなたのサイトがスマートフォンに対応しているかどうかを調べる方法として
グーグルやヤフーの検索窓に
「モバイルフレンドリーテスト」と入力いただき、表示されたサイトにあなたのホームページのURLを入力してください。
無料でその場で、スマートフォンに対応しているかどうかがわかります。
今回は、不動産ホームページを新たに作りたい、あるいは、リニューアルしたいと考える際の参考になればと思い、この内容を記載しました。
- ・具体的に自分の場合は何からはじめればいいかわからない
- ・もっと具体的な事例が知りたい
- ・私のホームページを診断して欲しい
などの、ご要望がございましたら、是非お気軽にお問い合わせくださいね。