反響がとれる不動産ホームページのデザイン3つの要素|不動産ホームページ制作專門のエリアビジネスマーケティング

もしあなたが、不動産ホームページを持っているけど、反響がない。デザインは気に入っているんだけど、見込客からのアクセスがない、アクセス対策していてそこそこアクセスがあるのに、反響率が1%を切っているとしたら、あなたのホームページのデザインに問題があるかもしれません。

反響が取れる不動産ホームページのデザインの3つの要素を参考にしていただくことで、あなたのお悩み解決の一助が担える内容だったら幸いです。

1.見込客はどこから御社のホームページにたどり着くの?

お客さまが御社のホームページまでたどり着く方法は、大きく3つあります。

  • ・ヤフーやGoogleなどの検索エンジンを使って、会社名や○○市×不動産など自分が物件を探しているエリア+物件種別などのキーワードで検索する方法。
  • ・ポータルサイトに物件を掲載している場合、掲載会社の概要ページからリンクをだどってどんな会社が掲載しているかを確認するために流入する方法
  • ・Facebookやツイッターをやっている場合、タイムラインに流れてくる記事をみて、リンクをたどって御社のホームページにたどりつく方法です。

それぞれ特徴がありますので、解説します。

(1)ヤフーやグーグルの検索結果から来る場合

この方法が、自社のホームページにアクセスがある場合の、90%ほどをしめます。

御社の名前自体が地元での知名度が高い場合、会社名で検索される割合が、30%以上あるケースがあります。

○○市 中古戸建て ○○市 中古マンション などのキーワードで一般的なSEO対策を行っている場合は、御社のことを知らない方でも、アクセスが見込めます。

ポイントは、インターネット経由で反響を取る場合、御社のことをまだ知らない人からどれだけ多くのアクセスを獲得できるかにあります。

御社のことを知っているお客さまは、すでに御社のお客さまか、業者、あるいはいずれはお客さまになる方です。

地元密着でながくご商売されている場合や、チラシやバスの広告などローカル広告で知名度を上げている場合は、社名で検索される割合が高いです。

30%以上社名で検索されている場合は、このケースです。ですが、御社の名前を認知してもらうには時間がかかります。ですので、御社のことを知らない方からアクセスを集める必要があります。

アクセスを集める方法については、リスティング広告という方法もあります。詳しくは、リスティング広告をご参照ください。

(2)ポータルサイトのリンクから来る場合

ポータルサイトに物件を掲載している場合、おおよそ4割の方が、どんな会社が物件を掲載しているかを確認するために、自社のホームページを閲覧します。

ポータルサイトの会社概要ページからリンクをたどって、御社のサイトに流入してきます。

この時重要なのが、顧客心理を理解することです。どんな会社か気になっているということは、物件が気に入って問い合わせしようか迷っている段階であることが多いので、会社の信頼性やスタッフの信頼性を高めることが必要になります。

具体的には、信頼性を高めるデザインの部分で説明します。

ポイントだけお伝えすると、しつこくされないかどうか、怪しくないか、該当物件のエリアの情報やその他の物件にも詳しそうかどうかです。

(3)SNSから来る場合

不動産を買いたい方、売りたい方をメインに集客する場合を考えると、SNSは今すぐ客から反響をとるには向いていません。

どちらかというとSNSは商業目的よりも、人間関係を構築する際に向いているので、営業マンの人となりを伝える際に、活用するのが良い方法です。

また、SNS経由で御社のサイトにだどりつく場合は、すでに御社のことを知っている可能性が高いので、SNSを活用した集客を優先するよりも、検索エンジン経由のアクセスからの反響アップを優先することをオススメします。

2. 反響がとれる不動産ホームページデザインの3つの要素とは

それでは、反響がとれるホームページのデザインについて具体的にお伝えします。

9割以上の不動産会社さんは、物件掲載をメインに考えます。

確かに、不動産業において物件情報が商品なので、物件掲載にこだわることは当然です。

ですが、物件のオススメコメントや写真をたくさん掲載しているだけでは、反響がとれるホームページにはなりません。

ここでは、物件以外の反響が取れる要素について、デザイン面から解説します。

(1)なんでもやりますというホームページの反響率は悪いって本当?

一番多いのが、売買、賃貸、収益、オーナー募集、売り主募集を全て同じホームページで行っているパターンです。

お客さまの心理から考えると、それぞれニーズが違いますので、なんでもやっているというホームページは魅力的とは感じません。

売買の場合でしたら、○○エリアの売買専門というように、エリアをしぼってその中で流通している物件をどこよりも詳しく、更新頻度も高めにすることが魅力的なサイトになる第一歩です。

この部分は、ホームページの一番上の部分に記載することをオススメします。自分が知りたい情報がきちんと掲載されているサイトかどうかを、人は3秒で判断すると言われています。

ですので、せっかく地域をしぼって物件を掲載していたとしてもそのことが、瞬時にお客さまに伝わらないと意味がありません。

また、御社の商圏を地図でデザインすることも有効です。

駅で探すことが多いエリアの場合は、駅や路線で検索できるように、地図に駅や路線をデザインします。

町丁名で探す場合は、町丁名ごとに検索できるような地図をデザインします。

売り主募集のページの場合は、なぜ当社に売却依頼をいただけるとメリットがあるのかということを、お客さまに瞬時に理解してもらう必要があります。

売り主さんからすると、大切な不動産という資産を安全に、できれば高く早く売却したいと考えています。

売り主さんに他社との差別化ポイントをきちんと伝えることができないと、どうしても大手不動産会社に反響が流れてしまいます。

他社と比較した場合になにが、強みになるのか、買いたいというお客さまが何人いるのか、過去にどれだけの不動産の売却にたずさわったことがあるのかなど、売主さんにアピールできるポイントをまとめておく必要があります。

その他社との差別化ポイントや実績をきちんと伝えることを第一優先したデザインをつくることが反響をとる上で重要な要素になります。

(2)お客さまにとって信頼されるホームページにするには

お客さまから信頼されるホームページの要素は、掲載物件数、掲載物件のおすすめコメントや写真をどこよりも多くすること、スタッフ紹介ページ、会社概要ページ、お客さまの声のページです。

具体的なデザインについては後ほど詳しくお伝えします。

お客さま心理からするとだまされたくない、こわいというのが不動産業者に対するイメージです。

本当はそんなことないのに、不動産のホームページってまだまだ、怪しい、こわいサイトが多いです。

怪しい、こわいサイトになってしまうのは、物件掲載を中心に考えるあまり、サイト全体のイメージが無機質になってしまうからです。

わかりやすい例で言うと、高級タワーマンションなどの高級物件をメインに掲載している場合、夜景やダークな色合いのデザインにしてしまうサイトが多く見受けられます。

一見かっこ良く見えるのですが、お客さまからするとこわいイメージもつきまとってしまいます。

抽象的なデザインでサイトのイメージを伝えるよりも、他社との差別化ポイントのキャッチコピーや、会社全体の雰囲気、スタッフの雰囲気を際立たせたデザインにすることで、お客さまから信頼されるホームページのデザインが出来上がっていきます。

スタッフさんの笑顔や来店した際の商談スペースや商談風景を写真とともに会社概要ページなどで掲載することで、来店しやすいお店という雰囲気を感じとってもらえるようになります。

(3)お客さまを迷わせないデザインの極意

反響をとる上で、絶対に外せないポイントがあります。

それは、お客さまから反響いただくための入り口を目立たせることです。

具体的には、電話番号、営業時間、物件問合せフォーム、会員登録、物件リクエストフォームなどの入力フォームの部分です。

電話番号については、サイトの全ページの右上になるべく大きくデザインすることをオススメします。

そして、忘れがちなのが営業時間や定休日の記載です。

いざ電話をしようと思っているお客さまに対して、今電話してもつながるかどうかということを、一瞬足りとも迷わせないことがポイントです。

また、「お電話の際にホームページを見たとお伝えください」など、最初にお客さまになんて言っていただくとスムーズかということも記載しておきます。

そうすることでどこからの反響なのか計測できるため、マーケティングデータとしても活用できます。

物件問合せなどのフォームについては、なるべくプルダウンやチェックボックスなどで、入力しやすいようにデザインすることがポイントです。

パソコン経由の場合であれば、キーボードを使って入力することも簡単なのですが、最近はスマートフォンでサイトを閲覧される方が50%を超えています。

ですので、スマートフォンの入力を意識する必要があります。

この入力フォームが使いづらいと思われてしまうようなデザインになっていると、反響が落ちます。

もし、アクセス解析をしてフォームのページまでたどりついているのに、そのページで離脱している人が、30%を超えている場合、フォームのページのデザインや入力項目が多すぎることが原因の可能性が高いので、改善が必要です。

3.今日からできる反響率を高める不動産ホームページのデザイン改善

ここでは現在どんなホームページをお持ちであったとしても、今日から改善できるポイントと具体的なデザイン方法について解説します。

(1)最初の見た目で、8割が決まる

一番大切なポイントは、最初の見た目です。

ヘッダーと呼ばれている一度もスクロールせずに表示される部分のことです。

特にヤフーやグーグルなどの検索エンジン経由の場合、自分が知りたい情報を検索窓にキーワードとして入力してきます。

ですので、その答えが掲載されているサイトであることを、3秒以内にお客さまに認識してもらえないと、戻るボタンを押されてしまいます。

具体的には、地域密着で客付けメインのホームページの場合、扱っているエリア、掲載物件数、ご案内時ご紹介可能物件数、新着情報、商圏地図などをデザインすることです。

自分が探しているエリアの物件が掲載されていて、探しやすそうだなと思ってもらえるようにデザインします。

そうでないと、2度と御社のホームページをみてくれることはありません。

少ないチャンスを逃さないように、最初の見た目にこだわります。

最初の見た目で8割決まると書いた理由は、この部分でお客さまががっかりしてしまうと、他のページを見てくれませんし、物件詳細ページや他社との差別化ポイントを掲載しているページなどを見てくれないからです。

最初の部分で、お客さまの心を掴んで、物件を自由に閲覧してもらうことを、最優先してください。

一番上の部分に、具体的な商圏と掲載物件数を記載して見やすくデザインするだけでも反響数が変わってきます。

(2)信頼度が高まる代表あいさつ、スタッフ紹介ページ

ヘッダー部分で、お客さまにもっとみてみたいサイトと思ってもらえたら、今度は、信頼度を高めていくことを考えます。

具体的には、代表あいさつやスタッフ紹介ページです。

何故かと言うと、問合せをしようとする前に、だいたい4割以上の方は、スタッフ紹介ページや会社概要ページを見るからです。

ここでのポイントは、親しみやすさです。

スタッフの人となりが伝わるようなプロフィールや休日の過ごし方やお客さまと仲良く写っている写真をデザインすることは、反響をとる上でも重要ではありますが、成約率にもいい影響を与えます。

実際に弊社のクライアント様でも、スタッフ紹介に写真を多く載せている会社とそうでない会社の成約率を比べると前者のほうが高い傾向にあります。

また、代表あいさつは、TOPページの下の部分にデザインすることをオススメしています。

ビジネスですので、きちんとした会社に問合せをしたい。

一生に一度の高い買い物になる場合はなおさら、代表のあいさつや考え方に共感して買いたいとお客さまは思います。

代表あいさつのポイントは、素敵な笑顔の写真と、なぜ不動産をやっているのかという創業当初の思い、お客さまにどうなってほしいかというお客さまへのメッセージを記載することです。決してうまい文章は必要ありません。自分の想い、お客さまへの想いをアツく書いてください。

そして、一番インパクトが強いのが、最初の見た目の部分に、スタッフの笑顔の写真を掲載することです。

笑顔でウエルカムなサイトにすることで、親近感を持ってもらいやすくなりますし、もっとサイトをみてみたいと思ってもらいやすくなるので、反響率が高くなります。

(3)お客さまの声を掲載する 集め方のポイント

どんなに自分の会社のことを、いい会社と伝えたとしても、実際のお客さまの声よりも説得力を持たせることができません。

お客さまの声って効果があるの?という質問をたまにいただきますが、どんな商売であっても必ず効果があるのがお客さまの声です。

特にインターネットを使ってビジネスをする場合は、効果があります。まだお会いしていないお客さまは、インターネット上でいろいろな不動産のホームページを、比較検討しながらどの会社に問合せしようか決めています。その際に、お客様の声も見ています。

お客さまの声を掲載する際のポイントは、営業マンとお客さまの笑顔の写真と直筆のお手紙をまとめてデザインすることです。

理由は、お客様の声がサクラではないことをよりリアルに伝えたいからです。

お客さまの声は、内容の濃いものを少数集めるよりも、量を集めることの方を優先してください。

これだけ多くのお客さまに支持されている会社だったら少なくとも比較検討の1社に入れておこうと思ってもらいたいからです。

お客さまの声の集め方について簡単にポイントをまとめると

とにかくお願いする

決済のタイミングや、引き渡しのタイミングで、一緒に写真をとっておき、その際にお客さまの声を書いてもらう紙を渡し、返信用封筒と多少のインセンティブ(クオカードなど)をお渡しすることです。

お客さまの声を書いていただきたい紙に、ホームページに掲載する旨も記載しておきます。

ちょっとした工夫ですが、7割位のお客さまに協力いただけている会社もあります。

今回は、不動産のホームページのデザイン面を中心にお伝えしてきました。

同じ情報を掲載していたサイトであっても、サイトのデザインを工夫するかどうかで、反響率は大きく変わります。

押してもらいたいボタンの色は、サイト全体の色の反転色にする

読んでもらいたいキャッチコピーの左側には人の写真を配置するなど、よりテクニック的なデザインの方法もありますが、今回は、サイト全体のデザインの考え方にしぼってお伝えしました。

是非参考にしてみてください。